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多事雑言

日常の出来事などについて、無責任に記述していきます。

大雪による交通混乱について

www.news24.jp

1月18日の関東地方に降った大雪で、首都圏の鉄道交通が大きく混乱したのは、既に報じられている通りである。
間引き運転、入場制限などにより、ホームに入れず外で並んでいる人の様子がニュースで映し出されていた。

首都圏は雪に弱すぎるのではないか?

このような指摘は毎回行われる。
しかし、これは専門家に毎回否定される。
年に1回の大雪のために、降雪地と同じような備えをすることはコストが掛かり過ぎるという理由である。
例えば、降雪地では線路の分岐点であるポイントには融雪装置が付いている。
東海道新幹線だと関ヶ原にはスプリンクラーがある。
東北新幹線だとスノープラウも付いている。
他にも除雪を行うラッセル車等が配置されている。
しかし、首都圏にコストを無視しても、スペース的にスプリンクラーを導入できるはずもなく、
各先頭車にスノープラウは付けられなくはないだろうが、優先順位は相当低くなるだろう。
それよりは、踏切事故などに対応したスカート(排障器)が優先されるはずだ。
ラッセル車なんて走らせられない。
ラッセル車は線路上の雪を線路外に押しのけることで列車が通れるようにしているが、
首都圏では、どこに雪を押しのけるのか?という問題もある。雪を押しのけられるスペースはない。
しかし、それ以前の問題として、過密ダイヤから間引き運転をしたとはいえ、
それでもかなりの列車が線路上にいて、その間を縫ってラッセル車を走らせるなど無理だろう。

つまり、設備的に雪に対して備えられるような状況にはない。
できるのはポイントの融雪装置ぐらいではないか?
他には既に車両側には、鉄道会社にもよるが耐雪ブレーキが備わっており、
降雪時のブレーキ力不足に陥らないようにする装置はある。

ん?「装置ある。」
これは装置ではあるが実際には常時弱いブレーキをかけ、雪が入らないようにしているのである。
先日書いたバスのブレーキのように補助ブレーキとして排気ブレーキがついているというようなものではない。

降雪時の情報提供のあり方

ホームページで入場規制などの情報を周知した鉄道会社は少なかったことが分かり、
今後は混乱を減らすため鉄道各社がきめ細やかで分かりやすい運行情報を利用者に提供していくことで一致した。

また、混乱が予想される前日の段階でできる限り運休の可能性を伝えるべきとの考えでも一致したという。

ところで列車の運転にあたって誰が全体を統括しているんだ?と言えば、「司令」と呼ばれるセクションである。
ここでは列車の運行管理、車両などの運用管理、設備管理、信号・線路設備の管理を行っている。
しかし、駅そのものを管理しているわけではない。
入場規制は駅の判断で行われる。
つまり、駅が入場規制しているかどうかを誰かが情報を集約する必要がある。
とは言え、入場規制を行うまでに至った駅は報道を見ている限りそれほど多くはないので、
情報を集約することは不可能ではないと思われる。

乗客が欲しいと言っている情報は・・・?

  1. 運行状況
  2. どの程度列車が運転されているのか?
    所要時間はどの程度かかるのか?
    いつ列車が来るのか?
  3. 入場規制
  4. どこの駅で入場規制をしているか?
  5. 混雑状況
  6. どの程度待てば列車に乗れるのか?
辺りなのかと推測する。

どの程度は通常の何割程度ということはニュースでも流していたし、
全列車各駅停車になるとか、特急(主に有料特急)の運休などは情報提供されていた。
しかし、何割運転しているかを知った所で、列車の運転本数が少なくなることは分かるが、
自分が列車に乗れるかどうかまで乗客は想像しないだろう。

所要時間やいつ列車が来るのかということについては、恐らく情報が出せないのではないか。
運行状況は刻一刻と変化する。
所要時間は途中駅での列車の乗降や、前の電車の走行状況に左右されるので、
情報提供は非常に難しいだろう。
そして、「いやいや、鉄道会社ならそれでもなんとなく分かるでしょ?それ教えてよ。」
と言われて教えたが、その情報が実際の運行状況と大きく差があれば、
特に遅れる場合には乗客の不満が一気に増大する。
せいぜい、1つ前の駅、2つ前の駅に到着した、それらを発車した程度に留めておいたほうが無難だ。

どの程度待ったら電車に乗れるのか?についても、同じように列車の到着を予測できないから、
どの程度待てばよいのかなんて、駅員にも分からないだろう。
ましてや到着する個々の列車の混雑状況なんて分からないから、
待っている人が必ず列車に乗れるのは何分後ですなんて言えるはずはない。
これも、仮に情報を出した場合、大きく遅れると乗客の不満につながる。

確かに待っている人にとって、何らかの目安が欲しいというのは理解できるのだが、
運行する側にとってのリスクを考えると、はっきりしたことを言えないと考える。

ではどうしたらよいのか?

鉄道会社側には、できる限りかつ乗客が暴動を起こさない程度の情報を提供してもらうしかない。
あとは、ありきたりな対応方法だが、乗客同士で情報共有するという方法があるだろう。
あくまで情報を書き込んでくれる人の善意に頼るしかないというのは心細いかもしれないが、
鉄道会社側もどうにか列車を止めず、安全に運行することだけで精一杯な部分もある。
なので、乗客ができることは乗客自身で協力すればよいのではないか。
そうなると雑多な不正確な情報も流れるかもしれないが、そこは自分で取捨選択するしかない。

雪にかぎらず交通障害や災害などが起きた時、公式情報だけでは何ともならない。
今はTwitterで簡単に情報が発信できる。
鉄道については
電車混雑リポート - NAVITIME
のようなものもある。
www.jorudan.co.jp
というのもある。
困ったときはお互い様。
情報が取れない人(携帯・スマートフォンを持っていない人や外国人など)には、
自ら手を差し伸べてあげられればよりよいのではないだろうか。

そういうあなたは何かしているのか?

--はい。ジョルダンライブに書き込んだり、不通区間によってはバスの迂回ルート図のリンクなどをTwitterに流してます。

別に誰かにほめてもらいたいわけでも何でもなく、ただ困っている人に自分の知識が役に立つのならというだけです。